通勤・通学・行楽で利用する鉄道は、日々の暮らしを支えるインフラとしてなくてはならないもの。明治16年(1883年)に誕生した上尾駅は、今年7月に開業140周年を迎えました。
日本で最初の民間の鉄道会社である日本鉄道の開業とともに上尾駅は開業。県内では浦和駅・鴻巣駅・熊谷駅と並ぶ古い駅で、当時栄えていた上尾宿に駅が築かれた理由は、日本橋から徒歩で一日かけて到着する距離にあったからだそうです。昭和50年代に橋上化された上尾駅は、平成23年(2011年)に今の姿に改築されました。利用者数は一日平均36,355人(2022年調べ)と、大宮駅以北では熊谷駅や高崎駅よりも乗車人数が多いそうです。上尾駅の大きな特徴は東西を結ぶ橋上に幅20mもの自由通路があることで、通行しやすく、市のさまざまなイベントに活用されています。
開業日である7月28日には記念イベントが開催されました。JR上野駅を発車したレトロな車両の団体臨時列車にファンは歓喜。満員となった客車は昔の急行列車のようなボックス席で、乗車したファンを喜ばせました。上尾駅では西山知周駅長をはじめ、畠山稔市長、フレッシュあげおの皆さん、アッピーがお出迎えして140周年記念日を祝いました。
今後、10月21日には深谷駅と本庄駅でも開業140周年記念イベントが行われるほか、9月15日~10月22日には高崎線沿線で「高崎線パン祭り」の実施が予定されています。
西山駅長は「安全に電車が運行されることに最大限の注意を払っています。今後も利用される皆さんに愛される上尾駅になるよう精進していきます」と語りました。
名称 | 東日本旅客鉄道株式会社 高崎支社 熊谷営業統括センター 上尾駅 |
所在地 | 上尾市柏座一丁目1-18 |
リンク | HP https://www.jreast.co.jp/ |