上尾市平方 鎮座 八枝神社様を紹介します。
 上尾市の西端、川越へと続く開平橋の近くに鎮座する八枝神社は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を御祭神とし、厄除招福・疫病退散の神様として、広く親しまれています。創建は不詳ですが、元禄年間(1688年~1704年)に「牛頭(ごず)天王社」という名の社が既にあったと言われています。獅子頭がご神体として祀られています。その獅子頭の正式名称は狛狗大神(はっくだいじん)で、地元では親しみをこめて「平方のおししさま」と呼ばれ、悪疫退散のご利益があるとされています。
 7月のある日、八枝神社を訪ね、福田大輝(ひろき)さんに御朱印を書いていただきました。福田さんは他の神社で経験を積んで、父親が宮司を務めるこの神社の神職、禰宜(ねぎ)に就いたそうです。3~4年前から一人で御朱印を書き始め、力強く、達筆で個性的な筆文字と、かわいらしいイラストが人気を博して、御朱印を求めに来る方が絶えなくなりました。1枚描くのに、およそ10分。コピーや書き置きはせず、一枚一枚“氣”をこめて、求められた際に筆をとって書いています。現在御朱印はデザインが異なった8種類あり、御朱印を受けていただいた方に素戔嗚尊の小さなお守りを配っています。
 福田さんは親しみやすい人柄で、ご祈祷や御神札・おみくじを授与する際などに、来訪者となるべく話しをするよう心掛けているそうです。「神社は日々の暮らしに感謝をするところ。自分の気持ちを静かに整えて、元気を補充していっていただければ」と福田さんは話します。上尾のパワースポット、八枝神社をぜひ訪ねてみてください。
(2022年7月末までは御朱印対応ができないそうです。ご注意ください)


御朱印は福田さんが一枚一枚丁寧に書きます。


八枝神社様 鳥居


八枝神社様 拝殿


禰宜 福田大輝さん


月参り 御朱印


牛頭天王社 御朱印


その他、御朱印は全8種類あります


ご神体を守る獅子頭



上尾のパワースポット、境内ケヤキ・エノキ群の、大欅の大いなる氣。樹齢500~600年の御神木。2020年埼玉巨樹番付で「西の横綱」に認定されました。大地の氣(エネルギー)を得ようと、夫婦のようにそびえ立つ樹の間を通る方や、樹に抱きつく方が大勢いらっしゃるそうです。


穢れを払い身を清め、幸せを招くお獅子の幸運鈴。自由に振ることができます。


獅子みくじは、すべて手作りで、一つひとつ獅子の表情が異なります。
八枝神社では、“凶”を引いた方は悪いことを自分で引き当てその時点で厄を落としたと考えて、「災い転じて福となす」という小札を配っています。


拝殿を見守る親子の狛犬。仔犬がいるのが特徴的で、埼玉県教育局文化資源課が主催した「101匹の埼玉狛犬」コンテストで第6位になりました。


「どろいんきょ」は埼玉県上尾市大字平方の上宿地区で、毎年7月の中旬の日曜日に行われている祇園祭で、夏祭りや天王様とも言われ、水を大量に民家の庭にまき、ぬかるんだ状態にして、白木の頑丈な隠居神輿を泥の中で転がしたりする全国でも大変珍しいお祭りです。令和4年(2022年)の「どろいんきょ」は残念ながら中止になりましたが、隠居神輿を8月末まで社務所に展示しています。

名称 八枝神社(やえだじんじゃ)
所在地 上尾市平方487
電話番号 048-725-2069
御朱印受付時間 9:00〜16:00(詳しくはSNSをご覧ください)
リンク ホームページ https://yaedajinjya.jimdofree.com/
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