就労継続支援B型事業所 特定非営利活動法人グローブを紹介します。
「仕事がしたいのに働く場所が無い」「障がいがあってもいきいきと自分らしく生きたい」……そんな仲間たちを応援していこうと、代表理事・管理者である笠原栄子さんが中心になって1999年にグローブは開所しました。2度の移転の後、2006年にNPO法人デイケア施設グローブとして法人格を取得。現在、約20人の利用者が自立・就労を目指して仕事に取り組んでいます。
施設での主な仕事は自主製品作り。規格外になったホテルのタオルを再利用し、足拭きマット、お手拭きタオル、赤ちゃんグッズなどアイデアいっぱいの便利グッズを製造。製品のクオリティや縫製技術の高さに自信があります。最近は企業などからもギフトや記念品の注文を頂いているそうです。「福祉施設で作ったものだからではなく、必要な物だから購入したいと言っていただける製品を作りたい」と笠原さん。
2012年からは「県のモデル事業」に選出され、ジャム作りも始めました。旬の果物の新鮮な味と風味を丁寧に引き出し、無添加で安心できる素材だけを使って手作りしたジャムは「果実感が押し寄せてくるよう」と評判です。
「最近は家庭環境が複雑化しているように感じます。誰もが働きたい、就職したい、いきいきと生きたいと願う“当たり前” を応援する施設として、利用者さんに関わっていきたいです」と笠原さんは明るく語りました。
利用者はほぼ満員ですが、就職や転居で入れ替えがあるので、体験・見学は随時受け付け中。また、利用者の工賃を上げるため、ジャムや自主製品のイベント出店・出張販売も行っています。
イベント会場で自主製品やジャムを販売する笠原栄子代表理事。
平日午前10時~午後4時まで、利用者さんは規則正しく仕事に励みます。年に数回、楽しいイベント・旅行も開催されます。
甘さ控えめ、「おしよせる果実感!」が人気の手作りジャム「四季旬果」。イチゴ、マーマレード、ウメ、トマト、ブルーベリー、ルバーブ、イチジク、りんご、洋なし、キウイとラインナップは豊富。生産者から買い付けるだけでなく、近隣農園へ直接摘み取りに訪ねることもあるそうです。1瓶500~700円。施設で直売しているほか、上尾市役所「ふれあいの店」、JR上尾駅東口「あげお お土産・観光センター」や市内の提携店・事業所でも販売しています。上尾市観光協会推奨土産品です。
かわいらしいデザイン、アイデアいっぱいの自主製品。
名称 | 特定非営利活動法人グローブ |
所在地 | 上尾市上尾村543-2 |
電話番号 | 048-779-3621 |
リンク | https://www.npo-globe.com/ |