【上尾串ぎょうざ】　”串ぎょうざの街あげお”を目指して！

　約10年前にあげお産業祭のグルメ祭りで優勝、“肉で肉巻くスタミナヒーロー”として誕生した「上尾串ぎょうざ」が、市制施行65周年を記念したプロジェクトでルールが変更され、新たな「上尾串ぎょうざ」として市内で販売が開始されています。
　新しくなったルールでは、中の餡（あん）、外に巻く素材、味付けも自由として2023年６月末から参加店を募集。オーソドックスな肉で巻くタイプをはじめ、蒸籠（せいろう）で蒸すタイプや、メキシコ料理のチリコンカンが皮に包まれたタイプなど、16店舗のバラエティに富んだ「上尾串ぎょうざ」が誕生しました。

バラエティ豊かな上尾串ぎょうざが誕生

　その中の一つは、上尾高校家庭科同好会の生徒がレシピを考案したものです。「メニューを募集していることを知り、思い切って洋風な味付けにしようと、チーズやバジルの葉を餡に入れ、トマトソースを添えてみたらと考えました」と発案。観光協会会員がその情報を橋渡しして、市内の中妻にある「古民家風カフェあくるひ」さんが実際にメニューを開発しました。

　カフェの上島店長は「女子高生のアイデアをもとに、焼いたり蒸したり試作を繰り返し、最終的に揚げる調理方法を選びました。餡に入れたバジルの葉とオリーブオイルは、串まわりのチーズとも相性が良い。カラッと揚げた串ぎょうざにバジルソースをかけ、トマトソースもそえて爽やかにお召上がりいただけます」とメニュー開発時の工夫を振り返ります。

古民家風カフェあくるひの「上尾串ぎょうざ」（事前予約制）

上尾高校女子高生と、あくるひの上島店長（左端）、関根シェフ（左から２番目）

　上尾市観光協会は「産学連携などもあって、たくさんの上尾串ぎょうざがラインナップしました。参加店情報はホームページで掲載しているほか、2024年１月に埼玉県庁内でパネル展示し、４月には「上尾串ぎょうざフェス」の開催を丸広百貨店上尾店にて予定しています。“串ぎょうざの街あげお”を目指していますので、ぜひ店舗ごとに美味しさの異なる串ぎょうざをご賞味ください」と笑顔でアピール。好みの味を探しに、参加店を巡ってみるのも楽しそうですね。

2024年１月、埼玉県庁内で「上尾串ぎょうざ」をパネルで紹介